Monthly Archives: November 2010

同人誌と外国人(個人メモ)

こ れは個人メモなので、雑文のようなものです。 立場上、時折海外の方に日本の同人誌文化を説明することが多々あるのですが、日本の同人誌の概念を説明するのいつも苦労しています。 構造的な違いや歴史的な変遷を説明すれば多少 「同人誌の独自性」を理解してくれていますが、その彼らが他の外国人に説明するとどんどんずれてゆく。伝言ゲームが始まります。伝言ゲームは参加者が伝聞 されるべき情報の意図やアーキタイプ(元型)、即ち共同体で共有されている特定事象や概念を表す記号で置き換えられないと酷くなると思います。「象」とい う動物を知らない目の見えない人が触った手触りで他人に説明するような感じでしょうか。 同人誌の根源にある「少人数の同好の人間で楽しむ」=「『場』に限定された表現物とそれが許す異なる理」の基礎にある「『場に特化した価値観』が内在する出版物」のアーキタイプが私は思いつかないことを気付いたのです。 日記や仲間内のジョークとは異なり、紛いなりにも「出版物」となると広く公的に共有されるのが当たりまえと思われてしまうのです。それなりの数が複製された表現物なのに広く共有できない物って、機密文章か違法出版物になっちゃうんですよね。 しかし違う例えを使えばもう少し同人誌の原点にある「個人主体非商業興行的限定配布物」の概念を欧米人と共有できるかもしれないと思いつきました。 「プライバシー」です。 よく有名俳優や歌手など芸能人のプラバシーが暴露され、その取扱で裁判になります。公 人である芸能人のプライバシーを廻っては公的存在である芸能人の仔細について大衆が求めている情報を提供しているタブロイドと対外イメージを制御したい・ 個人的領域を守りたい芸能人の利害の衝突となる訳ですが、基本的にはどんな公人もある程度の私的領域の自己決定権は認められています。 つ まりどんな有名人もプレイベートで行っている私的行動・活動を公的な世界に持ち込まれるのを防ぐ権限がある程度まではあると認定され、一般市民の間でもそれは周知されている。 ならば有名作家も自分の作品を廻って 私的領域があると言っても別に違和感が無いのではないでしょうか。その一方で、公的な作品を廻っても私的な解釈を思い巡らせ、少数限定で共有される領域があるのも不思議ない。 つまり同人誌即売会とは個人のプラバシーを共有する場所なのかもしれません。実際その側面はあると思います。 公 的な表現物と私的な表現物の線引きが同人誌を外国人説明するのに一つのアーキタイプとして役立つかもしれないと思い、以上簡単な思考実験を行いました。 尚、実際には商業と同人の線引きが明解ではない、参加者の共通価値観の落差など例外や反論があるとは思いますが、これは飽くまでも目安です(汗

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Bill 156’s Total Scope

Since the bill’s text was first made public on Monday, November 22nd, a lot of discussion has been focused on the provision’s regarding anime and manga. The bill’s name is actually Bill 156 and this bill to revise the Tokyo … Continue reading

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Of Illegal Fictional Marriages and Harmful Fictional Sex (Addendum)

In my last entry, I said the following marriages are not legal under Japanese law, therefore depictions of sexual relationships between such close relatives would be subject to restriction in Tokyo: 1) Marrying to one’s self. 2) Marrying an immediate … Continue reading

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Anime and Manga More Harmful Than TV and Films According to Tokyo

The text of the new revision of the Tokyo Metropolitan Ordinance Regarding the Healthy Development of Youths is now available. http://yama-ben.cocolog-nifty.com/20101122seishounenjourei.pdf Amazingly enough, the Tokyo Metropolitan Government still has not released the text on the Internet. You need to physically … Continue reading

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都議会に声を届ける一つの方法:民主党編(追加)

(一番最後に追加情報と足しました。御確認下さい。) 都議会民主党の集いが今週金曜日に開催されいます。 吉田康一郎さんのホームページ http://k-yoshida.jp/ 門脇ふみよしさんのホームページ http://kaddy.jp/20101007.html あさの克彦さんのホームページ http://asano-k.net/pc/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=41&forum=1 これらでご案内が掲載されています。 ■日時:平成22年11月26日(金) 午後6時開場 午後6時半開演 ■場所:京王プラザホテル5階 コンコードボールホール (新宿区西新宿2-2-1) ■会費:お一人様一万円 ※この催物は、政治資金規正法第8条の2に規定する政治資金パーティです。 正式な政治資金パーティなので参加費一万円となっていますから、安くはありません。 しかし意見もお金も届けたいと言う人にはぴったりでしょう。 私も参加します。 参加ご希望の方は地元の民主党の都議さんの事務所に連絡して予約しましょう。事務所に電話して予約して、会場で受け取ることができます。事務所で引渡しをしているところもあるかもしれません。 自分の選挙区に民主党の都議さんがいない場合は、最寄の選挙区か自分が支持したい都議さんの事務所に問い合わせると良いと思います。 他の政党のこう言った催し物も大事だと思いますが、都条例改正案については都議会民主党はとても重要な役割を担っています。6月の都条例の否決のお礼と12月の都条例について意見するのは良いと思いますが、社会人として失礼の無いような立ち振る舞いを忘れないように気をつけましょう。 =補足:エチケットや服装について= パーティー券を購入することは政治資金パーティーに参加したと言うことです。それ以上でもなくそれ以下でもありません。 時間とお金を費やして意見を述べる場所に赴くこと自体が意義あるのであって、賛成反対の約束を取り付ける場所ではありません。ご留意をお願いします。 また、沢山の方々参加する会場です。サイン会で長時間作者さんを拘束すると他の参加者に迷惑が掛かるのと同じ要領です。 - 代議士との会話は30秒以内。可能なら10秒が理想かも。通常は1分を”絶対”超えない。 - 意見を言い過ぎない。その場で答えを求めない。自分が会場に居る複数の人間の一人ということを忘れずに。 - 開場時間より1時間前ぐらいから行くと良いかもしれません。2時間前は早過ぎです。 - 社会人の集う社交パーティのようなものです。社会人として恥ずかしくない格好を。理想は背広にネクタイ。何しろ普通の人は最低ネクタイします。 - 名刺を用意するなら、本名、住所入りが常識。 - とにかく相手に好印象を与えるのが重要課題ですからお忘れなく。

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Sneak Attack of the Nonexistent Youth Bill

Governor Ishihara has not happy last June when the Tokyo Metropolitan Assembly rejected his proposed revision to the existing Tokyo Youth Healthy Development Ordinance. He vowed that a new bill would be crafted to address a pressing danger for the … Continue reading

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