第8装甲連隊のC84情報――『獅子の魔女2』その他

夏のコミックマーケットでの出物のご案内です。

「第8装甲連隊」は夏コミ二日目、日曜日のニ-53aにて次の同人誌の販売を予定しています。

●『獅子の魔女2』 72ページ 1000円

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北アフリカで戦う陸戦ウィッチの世界を追求した最新作です。今回は水無月十三さんをお招きして獅子の魔女を続編を用意しました。『獅子の魔女 第二章:月下舞踏会』をよろしくお願いします。

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キュレナイカ奪還作戦の一環として戦うキュンメルたちがかなり高飛車な航空ウィッチと出会います。北アフリカに転属してまだ間もないマルセイユとキュンメルたちが合同で大型ネウロイに立ち向かうお話しにご期待ください。

この他にも定番の「陸戦ウィッチの世界」と北アフリカ戦線メカコラムも健在です。さらに今回はマンガも増えました。逢摩文七朗さん、高永浩平さん、Type90さんからご提供いただけました。

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執筆陣は順不同で水無月十三さん、兼光ダニエル真、土代昭治さん、高永浩平さん、京極しんさん、Bachさん、A士さん、逢摩文七朗さん、南条飛鳥さん、もずさん、Type.90さん、Qさん、長谷川竹光さん、サンクマさん、蒔野靖弘さんと続きます。

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●『ウィッチ・プロフィールズ』 24ページ 300円

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会場限定で販売しています『ウィッチ・プロフィールズ』。今回でキュンメル隊の面子が全て揃いました。ページ数が増えてこのお値段になってしまいましたが、どうかお許しください。

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この他にも既刊の
●『獅子の魔女~外伝』
●『海辺のサファリウィッチたち』
――も持ち寄せます。

また野上武志さんの北アフリカシリーズの一部の既刊を第8装甲連隊で販売します。野上さんのブースでは入手できない予定なので、お気をつけください。

それでは、会場にてよろしくお願いします!

最後の本編小説の一部をお送りします:

 荒涼とした平坦な砂漠は静寂に包まれていた。IV号装甲脚に内蔵されたマイベー魔道エンジンの出力を抑えているのも手伝い、エンジン音はあまり木霊せず大地に吸い込まれる。
 三人の進む砂漠は砂が少なく、乾燥してカチカチに固まった土と岩の上に砂利と埃の薄い皮膜があるだけだ。砂漠というよりどこまでも平らな荒地である。
 空には満天の星空が広がっていた。午前零時、月は東の地平線から抜け出たばかりで、大地に奇妙な青白い光が染み渡る。
 徐々に天に昇る月の光景を楽しむクルシンスキー。本来、夜襲は新月の方が都合が良いが、月は満月を過ぎたばかりでまだまだ眩しい。しかし三人は対策は講じてきているのでそれほど気にしてなかった。
 クラーマーが先行し、キュンメルに続くクルシンスキー。
「うわぁ……」
「どうしたの?」
「あ、うん。なんでもないよ」
「フッ、大方見わたす限りの煌めく星々に目を奪われたんだろう」
「ハ、ハハ」
「もう、すこしは緊張感を持ちなさい。でもまあ、圧倒的な夜空ね」
 三人ともこれほど多くの星を満喫するのは生まれて初めだった。見晴らしが良いのに周りに街灯や町の光も無く、人里から遠くはなれた清んだ空気に囲まれていると普段はまったく気付かない明るさを夜は誇るのだ。
「さ、後少しで最後の小休止を取ろう。時間があるから仮眠をとってもいいぞ」
 取り出した地図をポケットに収まめつつ、クラーマーは普段に比べるとかなり優しい声で二人に話し掛ける。休憩しながらカプッツォで活用する装備を少々整理した後、一時間ほど仮眠をとる事が決まった。
 準備を終えて大地の上に横になるクルシンスキー。仮眠を取らなくてはいけないと知りつつも、彼女は興奮していて寝付けなかった。
 クルシンスキーは枕代わりに丸められたシートを使っていた。
 仰向けで大きく剃り返すと天地が逆転した光景が見える。明るい大地と煌めく星空を目の辺りにして彼女は雲の絨毯と小波で光る海を連想した。
 バルト海に面した親戚の家で一夏を過ごしたクルシンスキー。あの頃、父とケンカして釣りで時間を潰していたやんちゃがよもや北アフリカでネウロイ相手に戦う陸戦ウィッチになるとは、と彼女は一人物思いに耽る。
 クルシンスキーは陸戦ウイッチになったことを誇りに持っていた。彼女は空戦ウイッチを未練がましく思ったことは無い。華やかな航空ウィッチたちのことをうらやましいと感じても、それぞれ大変な事、面白い事、怖い事、楽しい事があるだろうと納得していた。
 それでもなお、クルシンスキーは空を自由に飛べたらと想いを馳せさせる。
 地表を滑るように動きまわるようのも楽しいが、伸び伸びと空の中で踊ってみたいという願望があった。
 今の戦争が終わったらそんな日が来るんだろうか。
 そもそもこの戦争は終わるのだろうか。
 わたしは生き延びられるのだろうか。
 やや深刻な問いが頭の中で廻り廻ってもクルシンスキーの心に不安は無かった。
 キュンメルと一緒で居られるならば、それらは全て些細なことだとクルシンスキーは片付けてしまっていたのだ。
 そんな彼女がキュンメルへと視線を移し、話を掛けようと口を開いたがすぐに閉ざした。
 キュンメルは優しい笑顔を浮かべ、口に指を立てていたのだ。
 見ればクラーマーがキュンメルの太腿の上に頭を横たわらせて寝ている。陸戦ストライカーに収まっていないキュンメルの軟らかい太腿を枕代わりにしているクラーマー。思わず嫉妬してしまったクルシンスキーは頬を膨らませて無言の抗議を明らかにさせた。

以上、本文をご期待ください。

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While I may not be able to respond to all comments, I always welcome feedback. Thank you.

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